日本国内の両替
国別両替まとめ
大手都銀の中で外貨両替に一番力を入れているのは、三菱UFJ銀行です。
…といっても、他がやる気をどんどん無くしているだけなんですけどね。みずほ銀行は専門の外貨両替ショップは首都圏にか出店していませんし、三井住友銀行にいたっては専門の外貨両替業務は関連銀行(SMBC信託銀行)に業務移譲しています。実際、外貨両替は銀行があまりやる気のない業務になっているのが実態です。
そんな中で、主要国際空港(成田、関空、セントレア)すべてに店舗を出店しており、グループ内で外貨両替専門店まで立ち上げて、国内主要都市で出店までしているのは三菱UFJ銀行くらいですね。都銀の中でここまで頑張っているのはすごいなあ、という感想です。
ただ、実際のところレートとかどうなの?というのがあると思うので、他とも比較しながら外貨両替についてまとめました。皆様のお役に立てば幸いです。
まず、三菱UFJ銀行で外貨両替をする上でのポイントはなんでしょうか?ここでは、メリット・デメリットを以下の通り示します。
最大のメリットはやはり、銀行での両替ができる事です。それがどういう事かといえば、出発前に準備を一つ終わらせておける事と、銀行なのでお金をおろしてそのまま両替ができること。大した手間ではないのですが、海外に行くとなるとまあまあの金額を扱う事になるため、神経使いますからね。事前に神経を使う準備を終わらせておけるのはメリットです。
デメリットは割と致命的なのですが、レートは正直あまりよくありません。…といっても、銀行なので仕方ないですよね、といった所ではあるのですが。
北は北海道から南は九州まで(間がスカスカとは言え)両替専門店をだしてきちんと展開している三菱UFJ銀行、やっぱり手間がかかります。それもドルやユーロだけならまだいいのでしょうが、結構なマイナー通貨まで扱うとなるとやはりコストがかかるもの。それも多数の店舗で扱っているので、どうしても高コスト体質になりがちで、その分はレートに転嫁されます。
店舗にふらっといって両替できるのは助かるのですが、その対応はやはりお金がかかるという事ですね。これは銀行なので致し方ない所です。具体的なレートはこの後比較しますので、この差が許容できるか許容できないかで判断頂く必要があります。
続いて気になる、三菱UFJ銀行の両替レートについて。
外貨両替のレートは、お店によってそこそこ違います。最近はメジャーな両替店はインターネット上でも両替レートを公開していますので、簡単に比較する事ができます。ここでは、属性の違ういかの両替店を比較してみました。
両替レートについては、毎日更新します。結果は以下の通りとなります。
[exchangeRate currency=”ALL”]
なお、上記はスウェーデンクローネ、デンマーククローネ、ノルウェークローネは対象外としていますので、直接サイトにてご確認ください。
見て頂ければわかると思いますが、ドルやユーロの差は少ないですね。これは日本国内での利用者が多く、競争が激しいためにレートが安くなっているためです。一方、それ以外の通貨に関しては差がかなり大きいです。これは利用者が少ないために、銀行や空港があまり力を入れていないためですね。
いずれにせよ全通貨通して安いのはインターネット両替の外貨両替ドルユーロです。これは、インターネットによる申し込みに集約する事で、在庫コストや運営コストを極力抑える事で、費用を圧縮した分をレートに還元しているためです。そのデメリットとして、郵送での対応となるため、利用には日数がかかる事がデメリットになります。ただ、事前に準備を終わらせられることができるので、その点はメリットですね。
レートだけだと差が分かりにくいですが、マイナー通貨では10000円当たり1000円以上差が出ている通貨もあります。平均すると概ね、10000円あたり4~500円程度、外貨両替ドルユーロが安くなっていますね。
外貨両替ドルユーロの利用上の注意点は以下の通りです。
実際こちらは私も何度も使っていますが、毎回トラブルなくスピィディーに対応を頂けるのでおススメです。実際に利用した際のレポートはこちらにまとめています。
取り扱い店舗は以下に一覧で案内があります。
上記から特に、取り扱い通貨も多い外貨両替専門店のワールドカレンシーショップの店舗(45店舗!とかなり多め)について、以下に引用します。
都銀だと抜群の多さで、特に外貨両替専門店は成田、関空はもちろんセントレアにまで出店しているのがすごいですね。みずほとかはもう成田・羽田にしか出店していませんからね…。
なお、上記に成田空港とセントレアが入っていませんが、どうもこの二つは外貨両替専門店という位置づけではないようです。ただ、三菱UFJ銀行として店舗はあるのでご注意ください。関空は外貨両替専門店扱いなので、この違いはよくわかりません。
全体的に首都圏以外の外貨両替専門店の多さも含め、都銀では抜群に店舗数が多いですね。
三菱UFJ銀行での取り扱い通貨は以下の通りとなります。
但し上記は最大の場合で、店舗(外貨両替専門店以外の場合は特に)によっては取り扱い通貨が異なる場合があります。詳しくは店舗に要問合せ、とのことです。
以上、三菱UFJ銀行での両替についてまとめてみました。
やはり多数の店舗で多数の為替在庫を持たないといけない外貨両替、なかなか銀行で運営するのは厳しいようで、三井住友銀行はグループ内の会社に業務移譲したり、みずほ銀行は関空や梅田から撤退し、更に取り扱い店舗の大幅減を行ったりと、厳しい情勢ではあるようです。
そんな中でも三菱UFJ銀行は辛抱強く頑張っているな、という印象ですね。これだけ取り扱い店舗数がある銀行は大分貴重になりました。
とはいえレートはあまり下げられないのは苦しい所なのですが・・・。実際は事前に両替したいのであれば外貨両替ドルユーロが全通貨でお得なのでおすすめですし、郵送が間に合わないのであれば成田・関空の両替専門店のほうがレートがお得だったりするので、なかなか銀行の使いどころも難しい所です。
皆様の旅のお役に立てれば幸いです。