日本国内の両替
国別両替まとめ
カナダドルの両替に関して、日本・カナダ現地で徹底調査。パターン別におすすめの両替方法をまとめました。
カナダドルの両替は国内・現地のどこで両替するのが一番レートが有利なの?
日本で事前に両替を終わらせられないの?
カナダでの両替はどのようにすればいいの?
カナダドルを日本円に戻すにはどうすればいいの?
カナダドルの両替に関する疑問を、この記事ではまとめて解説します。
カナダドルの両替は、場所によってどのくらいレートが違うの?
両替場所によって、最大で1万円当たり1500円の差がでます。具体的には次の通りです。
日本国内・カナダ現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
場所 | ポイント | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
レートが悪くお勧めしない。 | -657円損 | |
レートが悪くお勧めしない。 | -657円損 | |
日本の空港・銀行、カナダの空港よりレートがよく、市街地の標準レートと同程度 | -174円損 | |
とにかく圧倒的にレートが悪いので、ここだけは避ける事 | -1553円損 | |
市街地にあり、店舗数も多い | -231円損 | |
レートが良いお店もあるが、場所は限定されるため注意 | 最安値 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
GPA外貨両替専門店 | 108.48 | -657円損 | |
みずほ銀行 | 108.48 | -657円損 | |
外貨両替ドルユーロ | 103.75 | -174円損 | |
TD BANK | 104.30 | -231円損 | |
VBCE | 102.46 | -43円損 | |
Charlies Currency | 102.04 | 最安値 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
GPA外貨両替専門店 | 106.49 | (参考) | |
ICE International | 115.00 | -1553円損 |
日本で両替しておきたいんだけど、おすすめはどこ?
カナダ現地での両替は、どうするのがいいの?
ここでは両替場所別の、おすすめ両替所をまとめます。
カナダドルを日本国内で両替する場合は、「外貨両替ドルユーロ」がレートがお得なのでおすすめです。
日本国内の両替レートに関しては、以下のサイトで確認が可能です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。
カナダドルは、空港で両替するのは辞めてください。とにかくレートが悪いです。ただそれでも両替するというのであれば、日本の空港で両替しましょう。
一例として、バンクーバー国際空港と、関連する各所の両替レートは次の通りでした。
場所 | 店名 | レート (\100=) | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
GPA外貨両替専門店 | 106.49 | -581円損 | |
関西国際空港直営外貨両替 | 106.49 | -581円損 | |
セントレア直営外貨両替 | 106.48 | -580円損 | |
みずほ銀行 | 106.47 | -579円損 | |
外貨両替ドルユーロ | 100.79 | 最安値 | |
ICE International | 115.00 | -1450円損 |
この表では市街地を含めていないことに注意してください。市街地の情報については、この後ご紹介します。
ここでは例としてバンクーバー国際空港をあげていますが、カナダの空港での両替レートは基本的にどこもこんなものです。
カナダドルはとにかく日本・カナダ現地の空港での両替レートが悪いです。可能な限り、空港での両替を避けることをおすすめします。
カナダ現地で両替する場合、市街地にレートの安い両替屋さんがどこかしらにあるのでそちらでの両替がおすすめです。
ただそれが難しい場合は、銀行の両替専門店で両替しましょう。空港で両替するよりは良いレートです。
具体的な両替店は各都市によって異なりますので、このあとご紹介します。
カナダの両替ってどこでできるの?
大都市であれば、どこかしらに両替レートが良い両替店があるので、探して両替しましょう。
カナダの大都市には、どこかしらに両替レートが良い両替店があるので、この後そちらをご紹介していきます。
ただ、立地が分かりにくかったり営業していなかったりで、もういいからとにかくすぐ両替したい!と困る場合もあると思います。その場合には、銀行の両替店での両替がおすすめです。
具体的におすすめなのは、TD BANKの利用がおススメです。理由は、銀行の中では比較的レートが良いことと、TD BANKでも特に外貨両替に特化したTD Foreign Exchange Centresというのを運営しているからですね。銀行での両替、となると少し構えてしまいますが、外貨両替専門のお店があると使いやすいのでポイントが高いです。
土日含めた営業時間はTD BANKの公式サイトで検索できるので、TD Foreign Exchange Centresにまとまっている#で始まる店舗番号をいれて検索してください。
カナダの銀行ですと、例えばほかにも以下のものがあります。希望される方はこちらを利用されても良いと思います。
より詳しいバンクーバーのおすすめ両替店については、以下の記事をご参照ください。
ここでは代表的な2店舗をご紹介します。
こじんまりとした両替店ですが、レートはぴか一です。とはいえ差はあまり多くないのも正直なところ。近くにあるならおすすめといったレベルですね。CF Pacific Centrやバンクーバー美術館の近隣に立地しています。
営業時間は月~土は9~19時、日曜日は12~18時です。
こちらもCF Pacific Centrすぐ近く、どちらかというと海側にある両替店です。こちらのほうが店舗としては大きめになるので、入りやすいと感じる方もいるかもしれません。レートはCharlies Currencyのほうが良い事が多いですが、ほとんど差はないでしょう。お好みのほうで両替すれば十分だと思います。
営業時間は平日のみ、9~17時です。土日祝日はお休みなのでご注意ください。
より詳しいトロントのおすすめ両替店については、以下の記事をご参照ください。
ここでは代表的な2店舗をご紹介します。
トロントにはいろんな両替店があるのですが、結果ここがお勧めされることになります。
理由がなぜかといえば立地。トロントも広いので、両替店が結構点在しているのですが、ダウンタウン・チャイナタウンのの立地のいい場所にあるお店で両替レートが良い、という条件はなかなか難しいんですよね…。結果、こちらのお店ぐらいしかないな、となりがちです。
土日はお休みなようなのでご注意ください。
レートの良い両替店。トロントピアソン空港からは比較的近い立地にありますが、中心部からは離れている立地です。利用しやすいなら、といった感じですね。
平日10時~19時までの営業。土日はお休みです。
より詳しいモントリオールのおすすめ両替店については、以下の記事をご参照ください。
ここでは代表的な2店舗をご紹介します。
レートの良い評判店なのですが、立地は微妙な場所にありますね。特に観光客だと訪れにくいかな、と思います。
平日11時~17時。土曜日は10~15時、日祝はお休みです。
中心部からはやや離れますが、レートも良いですしアクセスも便利なほうだと思います。
正確な営業時間が不明です…。日曜は休みっぽい、お昼のみの営業になると思います。
カナダで現金を余らせてしまったけど、どうやって日本円に戻すのがいいの?
両替レートの傾向は、日本円→カナダドルの場合と基本的に同じです。おすすめの方法をまとめました。
日本国内・カナダ現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
場所 | ポイント | 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
レートが悪くお勧めしない。 | -689円損 | |
レートが悪くお勧めしない。 | -689円損 | |
日本の空港・銀行、カナダの空港よりレートがよく、市街地の標準レートと同程度 | -220円損 | |
とにかく圧倒的にレートが悪いので、ここだけは避ける事 | -1070円損 | |
市街地にあり、店舗数も多い | -211円損 | |
レートが良いお店もあるが、場所は限定されるため注意 | 最安値 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
GPA外貨両替専門店 | 91.28 | -689円損 | |
みずほ銀行 | 91.28 | -689円損 | |
外貨両替ドルユーロ | 95.88 | -220円損 | |
TD BANK | 95.96 | -211円損 | |
VBCE | 97.45 | -48円損 | |
Charlies Currency | 98.03 | 最安値 |
場所 | 店名 | レート (\100=) | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額 |
---|---|---|---|
GPA外貨両替専門店 | 89.29 | (参考) | |
ICE International | 85.01 | -1070円損 |
上記から、パターン別のおすすめ両替方法をご案内します。
可能であれば、カナダ市中の両替所で円に戻すのがベストです。
帰国前で、市街地の両替店へ行けるのであれば、そちらでの両替がおすすめです。
空港での両替はとにかくレートが悪いのでおすすめしません。とにかくカナダの空港でだけは両替しないよう注意してください。
帰国後は、外貨両替ドルユーロは郵送で両替が可能、かつ、レートも日本の空港や銀行より有利です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。ただし、両替は3万円以上からになる点にご注意ください。
個人的には3万円以下と少額であれば、寝かせておいて次回の海外旅行で現地で両替しても良いと思います。どうしても両替したい場合には、空港や銀行の両替をあたるのが良いでしょう。最新の両替レートは以下から確認できます。
最後に、カナダ現地で実際にカナダドルを使う上での注意点をまとめます。
項目 | カナダ | 日本(参考) |
---|---|---|
通貨名 | ドル | 円 |
補助通貨 | セント | 銭(流通無し) |
英語表記 | Canadian dollar | Japanese yen |
省略表記 | CAD | JPY |
通貨記号 | $ もしくは C$ | ¥ |
小額通貨の紙幣がない事が特徴でしょうか。硬貨として出回っているので、この点は注意してください。なお、カナダでは偽造紙幣の問題があったため、2011年から新素材のポリマーを使用した新紙幣に順次切り替わりました。現在ではほぼ完全に切り替わりは完了しており、旧紙幣を見かけることは少ないです。
お店によっては(偽造紙幣の問題があるため、特に高額紙幣の)旧紙幣を受け付けてくれない所もあるため注意しましょう。
注意事項としては、50セント硬貨がありません。厳密には昔はあったのですが今はほとんど流通していません。計算を25セントでしないといけないので、この点はなれるまで少し大変です。
また、カナダでは1セント硬貨が廃止されました。最近無い国は意外と多いですね。このため、端数金額は切り捨てもしくは切り上げられます。例として1ドル50セント~1ドル60セントを払う場合の例を示します。
という形で、3セントと7セントの所で切り上げ・切り下げの境目があります。
この点は注意してください。
カナダドルは2008年頃は110円を超える事もありました。その後2009年から2013年まで70~90円程度、2013年から2016年まで90~100円程度で推移していました。2016年は一時80円を切る事もありましたが、2017年以降は80~90円前後で推移していました。
ただ、2022年は歴史的な円安に見舞われたため、久々に100円を突破、歴史的にはかなりカナダドル高、円安の水準になっています。
カナダの場合、日本の空港・カナダの空港では両替しないことに注意しておきましょう。
いろいろまとめといであれですが、少しの両替レート差にとらわれすぎて、せっかくの観光の時間が削られてしまうのも本末転倒です。
出発前にまとめて両替したり、宿泊場所や観光プラン途中の両替所を利用したり、と、無駄のなく効率の良い両替をするのがおすすめです。
皆様のカナダ旅行が楽しいものとなりますように。