日本国内の両替
国別両替まとめ
インドネシアへ訪問する際には、現地通貨のインドネシアルピアへ両替する必要があります。ですが、いざ両替しようとした場合
などなどの疑問が出てきます。ここでは、こういったインドネシアルピアを使う上での疑問についてお答えしていきます。
インドネシアは現地の両替が安いのですが、現地日本大使館から注意勧告がでるくらいトラブルが多い国でもあります。
現金の取り扱いには十分注意して下さい!
最新の情報は以下を参照してください。
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インドネシアルピアは、ここ10年間で1インドネシアルピア=0.007~0.010円の間で推移しています。2018年以降では0.008円前後が平均的なレートになります。
直近の傾向を参考にすると、0.007円前後だとインドネシアルピア安になっているので、お得な時期になります。反対に0.009円前後だとインドネシアルピア高になっているので、お値段としてはお高めに感じるかな、といったところですね。
ただこれはあくまで、銀行間で電子決済を行う上での基準となるレートです。実際に両替する上では、両替店が現金を準備するコストだったり、手数料が上乗せされるのでもう少し値段は高くなります。
こののっかる金額が両替店によってさまざま異なるので、両替店によりお得・お得じゃないの差がでてきます。では、具体的にどの両替店がお得なのか?次にまとめます。
両替方法について考える前に、まずは具体的にレート差がどれくらいあるのか確認しましょう。両替場所により、具体的にどのくらい両替金額に差がでるかをまとめました。情報は2018/2/28時点のものです。
ウェブサイトも併せて掲載していますので、最新情報はご自身で確認下さい。
店舗名 | レート (1ルピア=) | 10000円両替で 受取る インドネシア ルピア |
セントレア直営 外貨両替 | 0.01190円 | 840,000ルピア (基準価格) |
GPA外貨両替専門店 (成田空港の直営両替店) | 0.01040円 | 961,000ルピア (+954円得) |
関西国際空港直営 外貨両替 | 0.00990円 | 1,010,000ルピア (+1341円得) |
外貨両替ドルユーロ (日本の外貨宅配 クーポンコード「tvm072」で100円引) | 0.00858円 | 1,165,000ルピア (+2564円得) |
Bank Mandiri (インドネシア最大手銀行) | 0.00801円 | 1,248,000ルピア (+3219円得) |
CENTRAL KUTA MONEY EXCHANGE (バリ島の両替店) | 0.00789円 | 1,267,000ルピア (+3369円得) |
PT. Dirgahayu Valuta Prima (バリ島の両替店) | 0.00789円 | 1,267,000ルピア (+3369円得) |
上記の通りとなりました。
インドネシアルピアは、全体的に現地で両替したほうがレートがかなり良いです。
但し、詳細は後述しますが、「インドネシアの空港で両替するとぼられるよ」という注意喚起が現地日本大使館から出るレベルでインドネシアは治安が悪いです。空港でそれなのだから、街中は言わずもがなです。
この辺り、ある程度慣れている方なら市街地での両替で良いとは思いますが。もし治安面等不安な方は、日本だと外貨両替ドルユーロがレートがいいので、こちらを利用されるのが良いでしょう。
という事で、レートの後は注意告を。インドネシアは率直に、治安があまりよくありません。
両替店においてもぼったくり、もしくは渡すときに金額をごまかしてくるといった、報告が数多くあります。これは空港等の、他国では信頼性が高いとされている立地にある両替店でも同様です。
具体的には、現地日本大使館より以下のような注意勧告がございます。
最近,スカルノハッタ国際空港の通関直後の出口付近にある両替所において,日本から到着直後の出張者や旅行者が,日本円をルピアに両替した際に,小額紙幣を束にした上で,両替希望の日本円相当額を下回るルピア紙幣を手渡されるという事案が散見されています。(略)空港内のみならず市内の両替所を利用される場合には,ルピア紙幣を受け取る際には必ず金額確認を行うようお伝えください。
在インドネシア日本大使館
こちら2011年頃とやや古い注意勧告なので、最近ならましかなーとおもいいきや
昨今、ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港において、日本人の方が到着ビザ(Visa on Arrival(VOA):35米ドル)によって入国する際に、トラブルが多発しています。
在インドネシア日本大使館
ちょっと事例は異なりますが、空港の到着ビザ発行の際に、悪質な担当官がいてちょろまかされるケースも多く発生しているとの事。こちらは2017年なので割と最近の話です。
なので、インドネシアは空港からかなり治安が良くありません。空港到着時点からきちんと警戒しましょう。(いい人&まともな人もたくさんいるのはもちろんなんですが、悪い人ももちろんいるのです)
もし現地で両替される場合には、渡した金額も目の前でしっかり数えて渡す事、受け取るときも目の前ですぐ数えなおすことを忘れないでください。どれだけ並んでいようと、どれだけプレッシャーをかけてこようと、必ずやるようにしましょう。
一般的には、外貨へ両替する際には両替レートの中に手数料が含まれています。なので、両替レートはそれぞれの店舗で異なる事が多いです。
どうせ両替をするのであれば、お安いお店で両替をしたいですね。
インドネシアルピアを両替する場合に、レートが安いお店はどこになるのかを次にまとめました。こちらは全体としての傾向になるので、お店によって安い、高いはあるのでこの点はご注意ください。
(↑にあるほど両替レートが良い)
(↓にあるほど両替レートが悪い)
はっきりと言えることは、インドネシアは現地のレートが良いです。
但し、インドネシアの両替は前述した通り、信頼できないお店が多すぎるのが問題点。特に外国人観光客向けの市街地の両替所等は、本当にひどいものでとにかくあっさりと金額をごまかしてきます。
これ、本当にもはや手品師なので、本当に気づかないんですよ…。これを避けるには日本で両替するか、定評のある両替店を使うしかないですね。この報告は外国人観光客が多く訪れるエリアの両替所でもかなりの件数があります。そして他の東南アジアで治安が良いとされる国(シンガポール・マレーシア・ベトナム等)と比べると顕著に被害報告例が多いです。
なのでこの点だけは本当に注意して下さい。
これを踏まえた上で、ここからは日本で両替する場合のおススメと、インドネシア現地で両替する場合のおススメをまとめます。日本は安全性は高いですがレートは悪い傾向にあります。インドネシアは場所をきちんと選べばレートは良いですが、安全性はお店によりけりで悪いお店は酷いものです。この点だけは十分注意しましょう。
現地と比べてしまうとレートは悪いですが、その分安全に両替したい場合は日本での両替がおススメ。
その中でレートが一番良い傾向にあるのは外貨両替ドルユーロ。東南アジア通貨では、国内の他の両替店と比べてレートが良いです。銀行や空港と比べると、10000円当たり1000~3000円程度レートが良く両替できます。
実際こちらは私も何度も使っていますが、毎回トラブルなくスピィディーに対応を頂けるのでおススメです。実際に利用した際のレポートはこちらにまとめています。
利用時の注意事項は以下になるため、この点だけは確認しておいてください。
インドネシア現地では、現地市街地が一番安く、空港はそれよりはレートが悪くなります。ただ、どちらの場合でも日本よりはレートは良いですね。
ただ前述の通り、インドネシアは本当に治安が悪いので…。両替をごまかされてしまうと、レートが良いのも意味が無いです。そしてなにより、観光客にはどのお店がいいのか、というのが分かりにくいのも問題です。
このため、両替をするのであれば、ある程度はレートは犠牲にする必要があります。(それでも十分安いのでご安心ください。)比較的安心とされているのは、高級ショッピングモール内にある両替所ですね。またホテルの両替も空港と同程度のレートの事が多いですが、高級ホテルであれば安心感も高いので、こちらも安全に両替ができます。
逆に路面店は本当にピンキリなので、判断がしにくいためおススメできません。レートは安いお店が多いのですが…。大手の系列やある程度きちんとした外観のお店では問題ないお店は多いと思います。ですが、判断がつきにくいので、きちんとした対応ができる方しかおススメできません。
どちらも、安全性が高いとはいえ油断は禁物です。目前でしっかり金額を確認しましょう。
以下は比較的評判の良いバリ島の両替店です。定評があるためか、人気で混んでいることも多い様子。但しそれでも、必ず金額の確認はするようにしましょう。
バリ島内にいくつか店舗がありますが、やはりショッピングモールが扱いやすいでしょうか。ビーチウォークショッピングセンターは大規模で現地でかなり人気のショッピングモールです。こちらの中にある店舗が比較的訪れやすいかと思われます。
公式ページこちらの下のほうにずらずらっと店舗がならんでいますので、その他の店舗はご確認ください。場所は「Beachwalk Shopping Center, No. B1#A-5 Basement 1」の表記となります。現地でモールの地図を確認の上、訪れてください。
こちらも評判は良い両替店です。ただしこちらでも、金額の確認は必ずその場で目の前でするようにしてください。店舗はこちらに一覧があります。
Tギャラリアバリの最寄りの店舗等が使いやすいでしょうか。
ジャカルタはフィリピンでもかなりレートが悪いです。その中でも安全性を重視するのであれば、ある程度高級なショッピングモールでの両替をおススメします。
ただ何度でも繰り返しますが、やはりそれでも注意はしてください。きちんと渡す前に金額を数え、受け取った後も金額を数え、お金はすぐしまいましょう。
ジャカルタではかなり有名な観光向けショッピングモール。観光客向けですし、高級モールですし、比較的安全性は高いとは思われます。
両替店はいくつか入っていますが、概ねレートはいいので余裕があれば数件見比べるぐらいで良いでしょう。
インドネシア最大のショッピングモール。かなり大型です。こちらもきちんとした観光客向けのモールなので、安全性は高め。
その中でも「Tri Tunggal Money Changer」という両替店が人気のようです。時間帯によっては混雑しているようなのでご注意を。もちろん荷物にもご注意を。
では実際、インドネシアを観光する上で、ルピアはどの程度両替しておく必要があるのでしょうか。現地での目的によって金額は異なりますが、ざっくりとした目安は以下程度になります。
ルピア両替の目安
節約するなら : 1人1日当たり400,000ルピア~
快適に過ごすなら : 1人1日当たり1,200,000ルピア~
ショッピングやマッサージ等しまくるなら : 1人1日当たり2,000,000ルピア~
なお、こちらは街中である程度現金を使う場合の両替の目安になります。バリ島なのでリゾートホテルに籠って出ない!とかになる場合、殆どがルームチャージになるのであまり現金は要らないでしょう。
市街地にどのくらい出るのか、を考慮した上で両替額を決めて頂ければよいかなと思います。またこちらもざっくりとした目安にはなるのでご注意を。
また、現地の代表的なものの値段に関しても以下にまとめてみています。レートは直近の平均レートである、1インドネシアルピア=0.008円で計算しています。
お値段的には大体これくらいになりますね。
これがどのくらいなのかは、鼎泰豊のお値段が個人的にはわかりやすいのでこちらでの比較をおススメしています。ちょっと高級な飲食店のお値段が、だいたい鼎泰豊くらいのお値段です。これくらいすると思ってください。日本の半分~1/3ぐらいのお値段ですね。
他の国で比較すると大体マレーシアやベトナムと同程度。台湾等とくらべるとやや安く、香港や韓国、シンガポールと比べるとだいぶん安いですね。
ただここは治安的な話なのですが、外国人観光客はタクシーとかが平気でぼったくってきます。…というか、もう外国人観光客は別料金が取られると思ったほうが良いです。地元民と外国人観光客だと狙ってくる料金が違うのです。それが普通で、彼らも生活のために必死です。
なので、なんかあったときのために現金は多めに持っておいたほうが安心です。むろん、何でもかんでもぼったくられる必要は無く、きちんと価格交渉はしたほうが良いでしょう。
インドネシアの通貨について、覚えておきたいのは次のポイントです。
インドネシアルピアはとにかく桁数が多いです。これだけ多いのは東南アジアだとあとはベトナムとかですね。
インドネシア政府は桁数が多い事を問題視しており、桁数を減らすためにデノミも検討されているようです。ですが、過去のデノミで経済が混乱したトラウマもあり、なかなか実施に踏み切れていないのが実情の様です。
観光する場合はとりあえず、最後のゼロを2つ落とせば日本円に近い数字になるので、これを覚えておきましょう。より近くしたい場合は、ゼロを二つ落としたうえで、更に0.8を掛ける必要があります。このあたりはお好みで。
インドネシアはやはり治安がネックです。
現地ではぼったくりというより、「外国人なんだからそれくらい払えよ」という感覚は割と当たり前にあるようで、実際ある程度高いランクのホテルに泊まってるならより払えよ、という気持ちにもなるようです。
ここらへんは感覚の問題にもなるのでなんとも言えませんが…。ただそれでどのくらい値段あげるかは個々人の感覚になってくるのがまた難しい所。日本人だとそういうファジーに値段上げられるの嫌いな人は多いのかなと思います。(もちろん私も嫌いです)
ですが彼らも商売でやっています。実際やはりいろいろと難しい問題はあるので、このあたりの感覚にいちいち腹を立てていると結構ストレスも溜まります。ある程度は織り込みながら旅をしていくしかないのかなあ、と個人的には思っています。